搭乗者傷害保険は過失割合を問わない定額給付

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対人賠償保険、対物賠償保険は、どちらも他人の損害の補償を行うものでしたが、搭乗者傷害保険はドライバー本人など被保険者側にも支払われる保険です。

搭乗者傷害保険は、基本的に事故の過失がどちら側にあるかは問われません。

「搭乗者」傷害保険という名のとおり、契約車両に乗っていたドライバーや同乗者(搭乗者)のすべてが補償の対象になります。

「搭乗者」とは、「正規乗車装置または当該装置のある室内」に搭乗してる人に限られるので、たとえばトラックの荷台へ乗っていたなど本来の姿でない乗車の最中に起きた事故で死傷しても、その人の保険金は支払われないことになります。

具体的には、

・怪我を直接の要因として死亡した場合の死亡保険金
・怪我がもとで後遺障害が認められた場合の後遺障害保険金
・怪我の治療のために入院、通院した場合の医療保険金(日額払い)
・症状や傷害の部位に応じて定額(一定の決まった金額)で支払われる医療保険金特約(部位症状別払い)

などが、あらかじめ契約で定められた基準により支払われることになります。

搭乗者傷害保険は、実費補償タイプではなく定額タイプの保険です。

事故発生の要件が該当すれば、過失割合や他の保険からの給付、事故相手からの賠償金などに関わりなく、定められた保険金が他の賠償保険等よりも比較的スピーディーに支払われるのが通常です。

搭乗者傷害保険 「日数払い」か、「部位、症状別払い」か


搭乗者傷害保険の補償額は、「日数払い」か、「部位、症状別払い」かによって違います。

■「日数払い」の場合

日数払いというのは、「入院1日○○○○円:通院1日○○○○円」のように入院・通院した日数によって保険金が決まっているタイプです


怪我の状況(種類・重さ)に関係なく1日当たりの定額が支払われますので、部位、症状別払いに比べ補償が手厚くなリますが、その分保険料が若干高くなるようです。

多くの場合、保険金の支払い期間(例…事故発生の日から180日まで)が定められていますので、この期間を超えた場合の「入院費・通院費」は支払われません。


■「部位、症状別払い」の場合

部位、症状別払いは、あらかじめ保険会社が怪我の状況に応じて設定した保険金が支払われるもので、保険会社によって「この怪我の場合は○○万円支払う」と詳細に定められています。

要注意は、たとえば事故発生の日から180日以内に、医師による治療・入院日数が5日以上の場合でないと保険金が支払われないというような条件がつくこともありまあすので確認が必要です。


また、複数箇所の怪我の場合は、もっとも保険金額が高い箇所のものしか支払われない場合が多いようですので、注意と確認が必要です。


日数払いは退院後に確定、支払が行われますが、部位、症状別払いの場合は退院前でも部位が確定し示談が成立すれば保険金が支払われます。


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