自動車保険|共済と保険の違い

軽自動車 任意保険料

保険業法で「保険」という用語は認可を受けた損害保険会社や生命保険会社以外が使ってはいけないことになっています。

全労済、JA共済などが運営する自動車の損害補償制度は保険業法と別の法令に基づいて行われるため、保険と呼ばずに「共済」と呼ばれています。


「保険」は不特定多数の人を対象にしていますが、「共済」は特定の地域・職業の団体など限定された人を対象にする助け合いの制度です。

共済の根拠法は様々で、全労済は消費生活協同組合法、JA共済は農林協同組合法を根拠にしているといった具合で、それぞれ監督官庁も異なります。


このように「共済」は損保会社の「保険」と厳密に区分されていますが、補償や特約、ロードサービスなども損害保険会社と大きな違いはなくなってきています。

自動車事故に対する補償を得たいという利用者側の目的からみれば共済も保険と同じと考えてよく、非営利団体であることからくる支払いの確実さ、信頼性が期待できるというメリットがあります。

共済と通販通販型はどちらが安い?

軽自動車 任意保険料

共済は非営利団体なので「共済=安い」というイメージがありますが、リスク細分は採用されておらず加入条件によっては損保会社の保険より共済が安くなるとは一概にはいえません。

安さを求めて共済を検討するなら、共済も含めて比較できる一括見積もり(インズウェブ、保険スクエアbang!は全労災も見積もり可能)でよく比較・検討した方がいいでしょう。

一般論になりますが、共済はリスク区分がありませんので、年間走行距離の大きい人、ブルー免許の人など、リスク細分では不利になるような加入条件の場合は共済の方が安くなるかもしれません。

また、すでに20等級まで等級が進んで割引が頭打ちになっている人は、24等級まで等級区分のある全労災がさらに割引が大きくなるかも知れません。

最大20社のインズウェブは全労災も提携先になっているので一括見積の対象として選んで比較することができます。

全労災のマイカー共済

全労済は正式には「全国労働者共済生活協同組合連合会」といい、「生協法」に基づき認可・設立された"保障の事業”を行う生協です。

全労済の共済は営利目的ではないので、安くて確かな補償が特徴になっています。


通常の自動車保険と違い、組合加入が必要になりますが、1000円程度の費用なのでほとんど苦にならないでしょう。


全労済のマイカー共済の安さの理由として、補償対象がマイカーに限られているため事故率が低く安い保険料でも十分に共済事業が運営できる構造になっていることが挙げられます。

また、無事故期間が続けば最高22等級、64%まで割引きされるのは、全労災のマイカー共済にしかないメリットです。(通常は、20等級、60%割引まで)


補償内容は充実しており、損保会社の自動車保険に比べてもほとんどひけをとりません。

保険料の割引きにも力が入っており、運転者の年齢や運転者を家族に限定するなどの条件によって保険料が安くなり、新車やハイブリッド車などの車の条件によっても割引きが行われます。


マイカー共済の欠点として挙げられるのは、加入の際に手間と若干のお金がかかることと、事故後の示談交渉の面が弱いと一般にいわれていることかも知れません。

確かに示談交渉は会社による差もあるのでしょうが、要は担当することになった人の能力次第という要素が大きいと思います。

自動車保険|JAの自動車共済

JA自動車共済はJA加入者を対象にする共済です。

「農業関係者」という特定カテゴリーの人が補償対象であるため、事故率の関係から掛け金が安く設定されています。


JA自動車共済は、次のように、損保各社の自動車保険にはないユニークでメリットの大きい特色がいくつかあります。

◆20等級で比べれば最大割引率が62%と通常の損保の60%よりも有利になっていること。

◆損保の等級プロテクト特約に相当する「等級据え置き特約」の付帯に、損保のような厳しい制限がないこと。
(※契約者のメリットが大きく損保各社が積極的に売りたくない「等級プロテクト特約」が、制限なしに付けられるのですから、これは大きいアドバンテージになります。)

◆自賠責共済とセットの場合は対人賠償掛け金が7%割引、車両保障と対物賠償をセット契約すると掛け金が7%割引など、セットの契約の場合の割引制度が充実していること。


このほかJA自動車共済は、契約車が農業用途の自家用軽四輪貨物車・自家用小型貨物車・自家用普通貨物車(2t以下)なら掛金が7%割引になるというメリットもあります。


ただし、全労災と同様リスク細分は採用していないので、条件によっては通販型の保険の方が安くなることもあり得ます。

補償面では、リスクの多様さに対応できる特約選択の幅広さがJA自動車共済の特色となっています。

24時間態勢の故障サービス、レッカー現場急行サービスなど無料ロードサービスも共済らしからぬ内容になっています。


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